自分で仕事をしていきたい(プチ起業)についてご相談をいただくとき、一緒に、見ておきたいことがあります。
自分で何かを始めてみるという選択は、希望もあるし、変化にもなる。
ただ一方で、実際にやってみて初めて気づくことも、やはりあります。
ここでは、「やった方がいい」「やらない方がいい」と結論を出すというよりも、いくつかの側面を並べてみたいと思います。
私の実体験の反省も書きますので、よかったら参考にしてみてください。
やってみることで見えてくるもの
まずは、少し前向きな側面から。
いちばん安心できるのは、やはり今の生活を大きく変えずに始められることかもしれません。
いきなり何かを手放さなくてもいい、という状態は、思っている以上に心を落ち着かせてくれます。
それから、実際に動いてみると、これまで触れてこなかったことに自然と出会います。
たとえば、人に伝えることや、お金の流れのこと。
少し戸惑いながらも関わっていく中で、「ああ、こういう世界なんだな」「こういう仕組みなんだな」と、全体像が見えてくる感覚があります。
収入の面でも、ほんの小さくでも別の流れができると、気持ちの持ち方が少し変わる方もいるかもしれません。
そして何より、自分の中にあったものを形にしていく時間は、手応えを感じられてうれしい瞬間でもあります。
少し気に留めておきたいこと
一方で、あまり語られない部分もあります。
まず、時間の使い方は確実に変わります。
日常のすき間に何かを入れていくことになるので、気づけば”ゆとり”が少なくなっている、ということもあるかもしれません。
それから、始めたからといって、すぐに結果が出るとは限りません。
むしろ、何も変わらないように感じる時間の方が長く続くこともあります。
その時間をどう受け取るかは、人によって違うと思いますが、思っていたよりも気持ちが揺れる場面はあるように感じます。
あとは、現実的な話として、お金や手続きのことも少しずつ増えていきます。
ひとつひとつは大きなことではなくても、積み重なると「こんなにやることがあるんだな」と感じるかもしれません。
そして、本業とのバランス。
ここが崩れてしまうと、全体が少し苦しくなることもあります。
私の実体験「最も反省したこと」
私が最も反省していることは「入ってくる金額”だけ”を見ていたこと」です。
私は専業主婦から、起業という言葉も知らないまま「自分で仕事を」という選択をしました。
その当時は「月100万円ほしい!」と、まるで子供がおもちゃを欲しがるかのように、純粋に描きました。
だから、月100万円稼げる方法を夢中で考え、その情熱が叶って「数値を手にする」という経験ができました。
でも…
個人事業主の100万円は、100万円ではなかった。
これはどういうことかと言えば。
まず単純に、100万円の「入」があっても、そこに至るまでにかかっている「支出」があります。
経費、というやつですね。
さらに、その100万円を生み出すために投資している「時間」「体力」。
失ったものもあります。
「家族との時間」「休息」。
あとは「冷静さ」も失っていたように振り返ります。
勢いに乗ったことが後になって、しわ寄せになったり、止められない歯車になってしまったりしました。
正解はないし、完璧もない
(プチ)起業は、思っている以上に、いろいろな側面があるものだと思います。
・いくら情報を集めても、経験しないと見えないものがある
・経験する前に、知っておいた方がよい情報がある
だから私は「こうするべき」と思うものは一つもありません。
ここまで、いくつかの側面を並べてみましたが、その中で何を感じるかは、人それぞれだと思います。
この記事が、ひとつの材料になっていればうれしいです。
